いつもカノアラウレアーズ福岡を応援いただき、誠にありがとうございます。
このたび、チームを率いてまいりました森田亜貴斗監督が、2025年6月30日をもって退任することとなりましたので、ご報告申し上げます。
森田監督は、クラブ創設期から指導・経営の両面において多大なるご尽力をいただき、私たちの挑戦に力強い推進力をもたらしてくれました。チームがVリーグへと進む過程のすべてにおいて、その存在は欠かせないものでした。
今回の退任は、ご本人のご家族の事情によるものであり、何度も話し合いを重ね、クラブとしても苦渋の思いでこの決断を受け入れるものです。
後任については、追って発表させていただきますが、すでに準備を進めております。
森田監督自らが後任へ依頼して引き継ぎ、チームの成長にふさわしい体制で新シーズンを迎えます。
森田監督のこれまでの功績に、クラブ一同、心より感謝申し上げます。
そしてファンの皆さまには、今後とも変わらぬご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。
ここに、森田監督からのメッセージを掲載させていただきます。
森田亜貴斗コメント
このたび私、森田亜貴斗は、
カノアラウレアーズ福岡の監督を、2025年6月30日をもって退任することになりました。
本来であれば、このチームと最後まで一緒に歩んでいくつもりでしたが、両親も高齢となり、体調のこともあって、どうしても親元に戻らなければならない状況となりました。
悩みに悩んだ末、自ら退任を決断いたしました。
個人的な事情での判断となり、突然のご報告となってしまったことをお詫び申し上げます。
当時、私は経営の素人で、Vリーグ参入を機に、中村・池田両名のサポートを受けて進めて参りましたが、新Vリーグの体制変更に伴い、新会社を設立し、私では経営ができなくなったこと、また、監督と代表の兼任もルール上できなくなったことから、中村に代表を引き継いでもらいました。
これからのカノアを、中村・池田両名と一緒に続けていくつもりでしたが、このような形でチームを離れることになってしまったこと、心より申し訳なく思っています。
これからは中村にカノアを託すことになりますが、今まで以上にこのカノアが飛躍していくことは間違いないと確信しております。
私がカノアに来たのは、「このメンバーとなら本気でVリーグを目指せる」と心から思えたからでした。
ゼロからのスタートだったこのクラブが、ここまで多くの方々に応援していただけるチームに成長できたのは、スポンサーの皆様、自治体の皆様、ファンの皆様、運営・強化スタッフ、そして選手一人ひとりの力があってこそだと感じています。
心より感謝申し上げます。
昨シーズン、当時の選手たちが引退しました。
厳しい状況の中、最後まで戦い抜いてくれたこと、不甲斐ない自分についてきてくれたこと、彼女たちには心から感謝しています。
また、これまでにチームを離れた選手やスタッフの皆さんに対しても、不甲斐ない部分が多くあったかと思いますが、それでも支えてくださったことに、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。
カノアに関わってくださったすべての皆さんが、それぞれの場所で頑張っていることを、これからもずっと応援しています。
カノアラウレアーズ福岡は、これからさらに成長していけるチームです。
また、次期監督については、バレーボールへの情熱と人としての誠実さを兼ね備えた方であり、新たな視点とエネルギーでチームを導いてくれると信じています。
選手たちには引き続きバレーボールを追求してもらい、選手たちの目標を達成できることを心から願っております。
私は一歩離れた場所からにはなりますが、今後も変わらずこのチームを応援し続けてまいります。
追伸:
カノアのホームページにある「カノアヒストリー」は、今回の退任に伴い閉鎖することといたしました。
これまでご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。
これからは“新生カノアラウレアーズ福岡”に、ぜひ変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。
2025年6月30日
森田 亜貴斗
なお、昨シーズンをもってチームを離れた選手、スタッフがおりますが、森田監督の退任は、そうした動きより後に決まったものであり、直接の関連性はございません。
それぞれの決断は、個々のキャリアや人生を見つめた上での前向きなものであり、クラブとしてもその意思を尊重し、心から感謝とエールを送っています。
森田監督自身も、当初は来季もチームとともに歩むつもりで準備を進めておりましたが、家庭の事情によりやむを得ず決断されたものです。
本件について、不安や誤解が生まれないようにとの想いから、クラブとしてはできる限り丁寧にご説明してまいります。
変化の時期ではございますが、「今だからこそ、応援していてよかった」と思っていただけるよう、スタッフ一同、心を一つにして新たなシーズンへ向かってまいります。
引き続き、温かいご声援を何卒よろしくお願い申し上げます。